2月に入り、俺の視線が上を向いた
2017/2/1(水)晴時々曇 10% 11℃/2℃ 6:41-17:09
今日も寒かった。2月に入ったが手袋もマフラーも当分手放せそうにない。
それでも今朝出勤途中にこんなものを目にしてほんのちょっと春を感じた。
モクレンの蕾だ。
産毛に覆われ、ふっくらととても柔らかそうな姿に俺は思わず手を触れてみたくなった。
すでに3、4センチほどに成長した蕾がたくさんついたモクレンの木がいくつも連なる通りでのことだ。
3、4センチといえばそれは十分な存在感で、ぱっと見誰もが気づきそうなものだが、毎日通っている道なのに昨日まではまったく気づかなかった。不思議なものだ。
このことを分析すると、要するに昨日までの俺は通りの下の方ばかりを見ていたということなのだろう。それが今日の俺の視線は上を向いていたのだ。
まったく意識していなくても春が近づくと潜在的な意識が木々に咲く花に向くようになり、結果的に視線が上を向くのかもしれない。これは潜在的な意識というより本能に近いのかもしれない。と、そんなことを思った。
今日をきっかけに俺は毎朝モクレンの様子を観察するだろう。
こんな視線のスイッチが切り替わるタイミングというものがもし在るとして、それが2月1日だったというのは非常に興味深いことだ。