今週のしゅみえん|ビオパン達の戦略
昨日の日曜日放送のしゅみえんはビオパンの特集だったわけだが、視聴したことで俺がこれまで持っていたビオパンに対する偏見、先入観といったものはあっけなく砕け散って、彼らに対する考えがガラッと変わってしまった。
その理由、ポイントを3つほど書いてみる。
品種の多さ
現在のビオパンはとても種類が多く、これはとても説明がし難いのだが、淡くナチュラルな(植物に向かってナチュラルとはなんたる!)色あい、可憐な容姿のそれらはなんとも宮崎あおい的な可愛らしさがあり、思わずぎゅっと抱きしめたくなってしまうくらいに愛おしい。そんな品種がたくさん存在するのだ。
器との合わせで全体としての魅力が格段に向上
植木鉢などと呼ぶのはふさわしくないと思わせるくらいに多種多様な器に植わったビオパンが紹介された。自由な発想で様々な器と合わせることで、また花色の選び方も器との相性次第で魅力が無限大に拡がるポテンシャルを感じさせた。加えて番組の講師役のイケメン園芸家、上田広樹さんのセンスが抜群であったことが俺を感動させた。
なんとも好都合な存在
秋~冬、花の少ない季節にどうしても頼ってしまいたくなる存在ということは前提としてあるが、かつ、気温の低い時期だから成長が遅くなるので密な寄せ植えにも耐えられるというなんとも人間にとって都合の良い扱いができるビオパン、なんとも憎い奴である。
様々な植物が各々の戦略のもと様々な生き方をしているわけだが、今週のしゅみえんではあらためてビオパンの戦略の一部が垣間見えた。事実として、ビオパンは品種の流通量としては国内で最大の花ということだ。つまり奴らの戦略が花たちの中でもっとも成功している戦略ということなのである。
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